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弓矢作り ロングボウ編

中世イギリス長弓隊が使用していた長弓作りです。

素材はイチイを使用します。天然素材ではダントツで弓作りに適しています。

 

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山で採集、乾燥に一年程かけます。

生木だと、すぐに弾力を失います。

 

全体が均等に曲がるように丁寧に削り出します。弱い部分があるとそこに荷重が集中し折れます。

 

出来たら、そのままでも使えますが、より弾力性を高めるために、リカーブをかけます。

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大鍋で煮ます。

その後すぐにベンダー(曲木

型枠)に固定します。

乾燥1-2週間

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自作ベンダー。

 

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完成!

張力50lb程度のバランス良いロングボウに仕上がりました。

飛距離は最大170m程でした。

 

木を削っただけのもっとシンプルな弓であれば、キャンプなどで、作ってみるのも面白いですよ。

狩猟学校でも教えてます。

 

※日本では、弓矢による狩猟は禁止です。海外に行けば出来ます。

 

Be-Pal 3月号

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今月発売中のBe-Pal「ネイティヴギアマニュアル」は、パチンコ。(スリングショットの作り方です。

山で素材の木を調達し、作り方を詳しく解説してあります。

 

ハンター導入グッズとしては、これ程手軽で、子供のうちから遊べるギアはありません。

自分の手で素材を調達し、作り出す楽しみ。遠くの物に正確に命中させるための試行錯誤は、狩猟本能を刺激し、培います。

 

キャンプやアウトドアで子供たちと一緒に作ってみると楽しいですよ。

大人のほうが夢中にってしまう事もしばしばです。

猟期終わりの鹿たち

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そろそろ猟期も終わりですね。

道路に鹿たちがいました。

オス1頭、メス4頭

今年は、猟期始めに必要な分は獲れてしまったため、それ以上の狩りはしませんでした。

 

一般的な狩猟期間は11/15から2/15日までですが、さすがに2月に入るとこの辺の鹿は痩せてきます。

雪が深く食べ物があまりないためです。

秋に蓄えた脂肪が、新芽の時期まで持てば生き残れますが、春を迎える事が出来ず、自然に餓死する個体もかなりいるのです。

この時期に山に入ると、鹿を発見しても全く動かない場合があります。近づいてみると餓死しています。

ガリガリで骨と皮だけの状態です。

現在日本では野生動物が増えすぎの傾向があります。

過密になると当然エサ不足により、餓死個体も増えます。鹿たちは苦しんで死ぬ事でしょう。エサがないため木の皮を食べつくします。そうなると山の木々も立枯れを起こし、土砂災害などにも繋がります。

猟期前半の脂の乗っている時期に適切に狩猟をし、私たちの生活に役立てる事は、決して自然の法則に反してはおらず、逆に鹿たちと森の木々を守る事になるのです。

欲に任せて乱獲する猟師は論外ですが、

増えすぎた個体を、生態系のバランスを考えながら狩をする猟師が、森の守り人と言われる所以です。

 

 

ウィンターモカシン作り

インディアン達のアウトドアシューズ。

モカシン作りです。

作り方は部族によっていろいろあります。まず、鹿毛皮を使ったウィンターモカシン。毛皮は自分で仕留めた鹿の皮を剥ぎ、舐めしたものです。

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型紙を作り毛皮を切り取ります。

裏側から縫い合わせ、最後にひっくり返します。

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ブーツタイプにする場合は、ここからさらにスネ部分を縫い合わせます。

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完成。

かなり暖かくて軽いです。

雪の上のみなら問題ない防寒靴ですが、沢に入って濡れると、革靴なのでアウトです。

続いて、一枚革のプッカートゥーモックf:id:nativehunter:20170221194623j:image

 パターンは違います。

こちらの方がシンプルで縫う部分は少なくて済みます。

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完成。お好みでフリンジ、ビーズなどで装飾します。

普通の靴と違い、ゴムソールがないため、アスファルト、岩場は苦手ですが、

軽く、裸足感覚で野山を駆け回れますよ。

モカシンを履いてみると、いかにアスファルトが人体にダメージを与え、ふかふかの土の上を歩く事が気持ちいいか?感じられると思います。

 

 

 

人類最初の道具、石器作り!

ブログ始めます。よろしくお願いします。現在僕は、日本国内の山で狩猟民として暮らせています。そんな生活で培った技術、知識、日々の出来事などを紹介出来ればと思ってます。

最初なので、人類最初の道具作りです。

 

人類が最初に必要とした道具は石器です。獲物を仕留めるための武器、解体作業用として、鋭い刃物が必要でした。

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金属のない時代、自然界で最も鋭利な素材は石でした。石と言っても、黒曜石やフリント(火打ち石)などのガラス質のものですので、一般的な石と言っていいか?疑問ですね。

次が、動物の角や骨。続いて木材です。

木を尖らせただけの槍では、獲物の分厚い皮を突き破り、致命傷を与える事は難しいです。次に丈夫な角、骨製の槍では、刺突性能は上がりますが、鋭い刃は付かないために、充分な殺傷力は生まれません。

そこで、ガラス質の石を割って作る鋭利な打製石器が必要となるのです。

ガラスの破片で指を切った経験のある方は身を持って石器の切れ味を体験した事でしょう。

石器の構造は、ギザギザの鋭い波刃ですので、厚い皮や肉は簡単に切り裂け、獲物に致命傷を与える事が出来たのです。

ただしこれには欠点もあります。

そう。ガラス質である以上、衝撃に弱く脆いのです。

なので、石器の槍は一回しか使えません。作製にかなり時間を要しますが、使い捨てなので、古代の人々はさぞ苦労した事だろうと思います。持ち運びにも当然神経を使います。木や石にコツンと当てると折れてしまいますから、絶対昔の人々も不注意でポキッとやっちまった。だろうと思います。

 

材料の黒曜石はなかなか手に入らないので、空き瓶で練習するといいでしょう。

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道具はこんな感じ。

鹿角、剥離器具、石か銅ハンマー、

黒曜石のプレート。

ゴーグルは必須ですよ。目にガラス片が入ると危ないです。

 

問題の割り方ですが、

鹿角の先端を押し付けて引っ掻きます。

上手くいけばパチっと薄く長いうろこ状の剝片が剥がれます。

押し付ける力加減、角度、プラットフォーム作りなどのコツがいろいろあります。

まあ、文章で説明は無理なので、覚えたい方は狩猟学校で直接教えます。

 

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完成した黒曜石、ガラス瓶製の石器。

ナイフ、矢尻、槍穂先など、一度、憶えてしまえば、刃物は何でも作れちゃいます。

もし、災害や地震で体一つで山に放り出されても、ガラス瓶から、矢尻やナイフが作れれば、生存率が上がるのでは?と思います。