人類最初の道具、石器作り!

ブログ始めます。よろしくお願いします。現在僕は、日本国内の山で狩猟民として暮らせています。そんな生活で培った技術、知識、日々の出来事などを紹介出来ればと思ってます。

最初なので、人類最初の道具作りです。

 

人類が最初に必要とした道具は石器です。獲物を仕留めるための武器、解体作業用として、鋭い刃物が必要でした。

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金属のない時代、自然界で最も鋭利な素材は石でした。石と言っても、黒曜石やフリント(火打ち石)などのガラス質のものですので、一般的な石と言っていいか?疑問ですね。

次が、動物の角や骨。続いて木材です。

木を尖らせただけの槍では、獲物の分厚い皮を突き破り、致命傷を与える事は難しいです。次に丈夫な角、骨製の槍では、刺突性能は上がりますが、鋭い刃は付かないために、充分な殺傷力は生まれません。

そこで、ガラス質の石を割って作る鋭利な打製石器が必要となるのです。

ガラスの破片で指を切った経験のある方は身を持って石器の切れ味を体験した事でしょう。

石器の構造は、ギザギザの鋭い波刃ですので、厚い皮や肉は簡単に切り裂け、獲物に致命傷を与える事が出来たのです。

ただしこれには欠点もあります。

そう。ガラス質である以上、衝撃に弱く脆いのです。

なので、石器の槍は一回しか使えません。作製にかなり時間を要しますが、使い捨てなので、古代の人々はさぞ苦労した事だろうと思います。持ち運びにも当然神経を使います。木や石にコツンと当てると折れてしまいますから、絶対昔の人々も不注意でポキッとやっちまった。だろうと思います。

 

材料の黒曜石はなかなか手に入らないので、空き瓶で練習するといいでしょう。

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道具はこんな感じ。

鹿角、剥離器具、石か銅ハンマー、

黒曜石のプレート。

ゴーグルは必須ですよ。目にガラス片が入ると危ないです。

 

問題の割り方ですが、

鹿角の先端を押し付けて引っ掻きます。

上手くいけばパチっと薄く長いうろこ状の剝片が剥がれます。

押し付ける力加減、角度、プラットフォーム作りなどのコツがいろいろあります。

まあ、文章で説明は無理なので、覚えたい方は狩猟学校で直接教えます。

 

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完成した黒曜石、ガラス瓶製の石器。

ナイフ、矢尻、槍穂先など、一度、憶えてしまえば、刃物は何でも作れちゃいます。

もし、災害や地震で体一つで山に放り出されても、ガラス瓶から、矢尻やナイフが作れれば、生存率が上がるのでは?と思います。