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石器ナイフマスター講座準備。

今週末の狩猟学校の準備です。

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素材となるプレカットした黒曜石とガラス。

キリのようなツールは剥離器具です。

フレーキング法という作製方法なんですが、コツが多くなかなか難解です。

大型の石器程、作製難易度は高くなります。初めは、矢尻、小型ナイフ、大型槍穂先と順を追って進めて行きます。

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全長25cm程の大型石器と矢尻。黒曜石製。

写真のような大型石器の作製には、何年か練習する必要があります。

今回講座では、基本の矢尻と小型ナイフくらいまでは出来ると思います。

Be-Pal4月号

今月のビーパルでは、ボーラと投石紐という、原始的な飛び道具を紹介してます。

 

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ボーラは現代狩猟では、くくり罠に掛かった獲物の足を絡め、動きを封じる事には使えます。

投石紐は訓練次第で相当な威力になり、止め刺しに威力を発揮します。

石を手で投げても、大した威力はありませんが、投石紐を使えば、自分の腕の約3倍の長さの遠心力を生み出せます。

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自分の場合は、野球ボールで100m程飛ばせました。

これはエライ事です。

作製も簡単でトライしやすいですが、かなり危険ですので、非常に広い無人地帯でやるなど、周囲に気をつけて遊んで下さい。^_^

 

 

 

アニマルトラッキングツアー

2月に実施したアニマルトラッキングツアーの様子です。

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僕の普段やってる雪山でトラッキングに同行してもらいました。

雪山初めての方もかんじきの威力を体感してもらえたと思います。

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塩ビパイプ製のかんじき。

重量が軽く、急斜面も楽々対応ですので、スノーシューよりかなり性能高いです。

 

この日は鹿の足跡を見つけたため、追跡開始。途中でワイワイし過ぎたためか、ついさっきまでいた場所から、ダイナミックなジャンプで走り去った後でした。

一飛び3-4mは飛んでます。

羨ましい雪山行動力です。

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鹿には追いつけませんが、雪が深いと、イノシシより、かんじきを履いた人類の方が速くなります。

そのため、昔は集落の男達は槍のみでイノシシを仕留めていたそうです。

「鉄砲とか弓矢とか使わなかったんですか?」

「そんなもんはなかった。槍だけだ。」

以前、村の古老に聞いたらそんな答えが帰って来ました。

雪が深いとシシは斜面を登れず、他に道もないので、来た道を戻って来るそうです。槍を構えて待ってるだけで勝手に刺さり、獲れた事もあったという話です。

 

今年は自分にも似たような状況がありました。

斜面を登って逃げたイノシシが、ハート型の軌跡を描き戻って来て、こちらの3m先で止まってます。銃を構え仕留めましたが、あまりに簡単な狩りでした。

こうした状況なら確かに槍でも獲れますね。

 

 

猟期終了

2月に入ると、鹿もイノシシも痩せるため、自分的に狩猟は終了します。

この時期に仕留めても、ガリガリで状態が悪く、肉としてはよろしくないのです。

鹿もイノシシも猟期延長されてる地域が多いのですが、実際には、1月一杯くらいが本来の狩猟期間かと思います。

なので、今は猟師オフシーズンですね。

4月1日の駆除期間開始からまた忙しくなります。

それまでは割と暇です。罠の修理、新規作製、ネイティヴギア作製、武術稽古などをして過ごしています。

新しい企画が生まれるのも結構こういう時期だったりします。

 

猟期始めに仕留めたイノシシ。

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弓矢作り ロングボウ編

中世イギリス長弓隊が使用していた長弓作りです。

素材はイチイを使用します。天然素材ではダントツで弓作りに適しています。

 

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山で採集、乾燥に一年程かけます。

生木だと、すぐに弾力を失います。

 

全体が均等に曲がるように丁寧に削り出します。弱い部分があるとそこに荷重が集中し折れます。

 

出来たら、そのままでも使えますが、より弾力性を高めるために、リカーブをかけます。

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大鍋で煮ます。

その後すぐにベンダー(曲木

型枠)に固定します。

乾燥1-2週間

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自作ベンダー。

 

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完成!

張力50lb程度のバランス良いロングボウに仕上がりました。

飛距離は最大170m程でした。

 

木を削っただけのもっとシンプルな弓であれば、キャンプなどで、作ってみるのも面白いですよ。

狩猟学校でも教えてます。

 

※日本では、弓矢による狩猟は禁止です。海外に行けば出来ます。

 

Be-Pal 3月号

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今月発売中のBe-Pal「ネイティヴギアマニュアル」は、パチンコ。(スリングショットの作り方です。

山で素材の木を調達し、作り方を詳しく解説してあります。

 

ハンター導入グッズとしては、これ程手軽で、子供のうちから遊べるギアはありません。

自分の手で素材を調達し、作り出す楽しみ。遠くの物に正確に命中させるための試行錯誤は、狩猟本能を刺激し、培います。

 

キャンプやアウトドアで子供たちと一緒に作ってみると楽しいですよ。

大人のほうが夢中にってしまう事もしばしばです。

猟期終わりの鹿たち

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そろそろ猟期も終わりですね。

道路に鹿たちがいました。

オス1頭、メス4頭

今年は、猟期始めに必要な分は獲れてしまったため、それ以上の狩りはしませんでした。

 

一般的な狩猟期間は11/15から2/15日までですが、さすがに2月に入るとこの辺の鹿は痩せてきます。

雪が深く食べ物があまりないためです。

秋に蓄えた脂肪が、新芽の時期まで持てば生き残れますが、春を迎える事が出来ず、自然に餓死する個体もかなりいるのです。

この時期に山に入ると、鹿を発見しても全く動かない場合があります。近づいてみると餓死しています。

ガリガリで骨と皮だけの状態です。

現在日本では野生動物が増えすぎの傾向があります。

過密になると当然エサ不足により、餓死個体も増えます。鹿たちは苦しんで死ぬ事でしょう。エサがないため木の皮を食べつくします。そうなると山の木々も立枯れを起こし、土砂災害などにも繋がります。

猟期前半の脂の乗っている時期に適切に狩猟をし、私たちの生活に役立てる事は、決して自然の法則に反してはおらず、逆に鹿たちと森の木々を守る事になるのです。

欲に任せて乱獲する猟師は論外ですが、

増えすぎた個体を、生態系のバランスを考えながら狩をする猟師が、森の守り人と言われる所以です。